A5変形 128p 14編収録
1540円(税込み)
表紙+扉絵 工藤理恵子
2021年秋 発売
*物語のような詩の一部を
抜粋しています
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淋しくても、情けなくても、恥ずかしくても、それでも良いんだよねと、自分のことをちょっと大切にしたくなりました。
優しい視点で紡がれる、丸いつぶつぶの粒子みたいな言葉たちが、今日の私のがんばったりふんばったりした心に、じんわり染みてくるのです。
くすっと笑ったり、うんうんと頷いたりしているうちに、日中に溜め込んだトゲトゲがなめらかになってゆくのがわかります。
また明日も、この本を手に取り、詩のひとつひとつにもう一度出会いたくて、頁をめくるのでしょう。
きっと明後日も。
[ 雨月の紙魚 ]
詩集を読み終えて、SFみたいやなぁ~と思いました。
実際には起こらないけど、耳が二つあったり、人がだんだん小さくなったり、不思議なことがおこったり。さみしさ積立、ため息キング、涙プリンセス、ひらべったい顔、時間や空間を止めるなど新しい概念をつくったり。
そういうことが、あわやさんの生活の中でなんとか生きのびていくための術なんだなと思いました。
その大変さを大変だというだけの詩もありますが、あわやさんはそれをどうにかして受け入れたり、受け流したり、乗り越えたり、その姿がこの詩集なんだと思いました。
[ 美術・文芸総合雑誌「秋美」編集長]
神奈川県横浜市生まれ。
法政大学社会学部中途退学、阿佐ヶ谷美術専門学校卒業。
2003年、神奈川新聞文芸コンクール 現代詩部門最優秀賞受賞。
詩集に「ぼくはぼっちです」(たんぽぽ出版)、「傘から、ぽろぽろ」(志木電子書籍)、「線香花火のさきっぽ」(志木電子書籍)がある。
「一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある」(PHP研究所)、「中高生とよみたい日本語を楽しむ100の詩」(たんぽぽ出版)、「小学生で出会っておきたい55の言葉」(PHP研究所)などにも詩が掲載される。